笑顔と涙のグルーヴ ― ‘新生’ 日向坂46 が描いた、2025冬の一大物語
投稿日 2025年12月1日 20:18:21 (コラム)
2025年、日向坂46 は、一期生の全員卒業を経て、二期生から五期生までのメンバーによる“新体制”として再スタートを切りました。そしてその成果を示す場として、全国アリーナツアー「ARENA TOUR 2025『MONSTER GROOVE』」を開催。彼女たちにとって初となる全国ツアー、そして多くのファンにとっても期待と不安の入り混じる挑戦の幕開けでした。
このツアーは、単なるライブではなく、日向坂46の未来と“らしさ”を見せるための一大プロジェクト。ツアー前からキービジュアルが公開され、「ハッピーオーラ」を全面に押し出したビジュアルで、これからの進化を予感させていました。
全国各地を巡るライブでは、これまでの日向坂46の枠を超えた「挑戦」が随所に表れました。楽器演奏に挑むメンバー、歌唱メンバーのシャッフル、新たなフォーメーション――これまでの「アイドルらしさ」にとらわれず、メンバー一人ひとりの個性や成長を活かす演出が光りました。
最終公演となった東京・国立代々木競技場第一体育館では、多くのファンが詰めかけ、“新生”日向坂46の集大成を目撃。新キャプテンに就任した三期生のメンバーを中心に、メンバー間で培ってきた絆と連帯感が感じられるステージとなりました。
ライブのライブ配信も実施され、会場に来られなかったファンにもその熱気や感動が伝わる演出。遠方のファンや、応援を続けてきた人たちにとって、このツアーはまさに「みんなでつくる日向坂46」を象徴するものになりました。
そんなツアーの初日――11月19日。ライブ終演後、二期生メンバーであり、長年ファンから愛されてきた 河田陽菜 の卒業セレモニーが行われました。アイドルとして過ごした約8年間を振り返り、笑顔と涙を交えながらステージに立った河田の姿は、多くの人の胸に響いたはずです。
なにより印象的だったのは、彼女が読んだ最後の手紙。加入当初からの葛藤と成長、仲間との思い出、ファンへの感謝――その言葉には、「ひとりじゃなかったからここまで来られた」という強い想いがこもっていました。彼女自身も「アイドル人生、本当に楽しかった」と語り、清々しい気持ちで第一章を閉じたのです。
そして、この卒業は単なる別れではなく、新しい一歩。卒業コンサート後には、卒業記念に発売された写真集も、見事週間写真集チャートで1位に輝き、河田の“今”を多くの人に届けました。旅立ちと共に、その存在は色あせず、むしろ新たな広がりを得たように映ります。
「MONSTER GROOVE」で見せた進化と、河田陽菜の卒業。それは、日向坂46にとって「終わり」ではなく、「次のステージへの序章」です。新体制というチャレンジを経て、彼女たちはただ笑顔を振りまくだけのアイドルではなく、多面的なパフォーマンスと表現力を備えた存在へと進化しました。
そして、メンバーの人生にも新しい道が開かれています。卒業を経ても、写真集やソロの可能性、舞台・映像での活躍など、個々の未来はきっと多彩。いまの変化を受け入れ、応援するファンと共に、日向坂46は新たな「光」を放ち続けています。
「走り続けること」に迷いや不安もあったかもしれない。でも、この冬――笑顔と涙、そしてグルーヴが交錯した日向坂46は、間違いなく“今”輝いています。これからも、彼女たちがどんな景色を見せてくれるのか。ファンとして、その一瞬一瞬を、そっと寄り添って見守りたい――そんな気持ちにさせてくれる、2025年冬の物語でした。